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トランスメディア提供アイコン01 Windy City 1-4 Town View 3/17/2013

Windy City、Chicagoの見所はいろいろあって、建築物の美しさもそうだし、その下にある街の構造もユニークで魅力溢れています☆

街の中心部を流れるChicago River(シカゴ川)に掛かる橋は、大きな船が通るときはこんな風に跳ね上がります。
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跳開橋、日本の大きな街ではほとんど見掛けることはありませんが、
警報器がなって橋が両岸に引き上げられる姿は雄大で気持ち良いです。

Chicagoの都市構造、特にRiver沿いのWacker Dr. (ワッカー通り)周辺は、世界一現代的な構造として有名です。
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Wacker Dr.は同じ箇所を高さが異なる2重~3重構造で走っていて、
①1重目
  ・・・地上道路。一般的な街中の道路で、車も人も通る信号機のある道。
②2重目
  ・・・地下道路。車両専用道路。高速道路から直接つながり、信号はなくChicago DownTownを通過するための道路。
  また、Wacker Dr.沿いの建造物の搬入口へ繋がる車線が、走行車線と別途設けてあり、トラックの搬入による渋滞は一切発生しない。
  さらに、街中の各地下駐車場に乗り入れる道路に繋がる。
③3重目
  ・・・高架道路など、Wacker Dr.沿いで標高の異なる箇所に一部存在する。
※写真に見える川沿いの地上道路のすぐ下の暗い部分が、②の2重目のWacker Dr.(Lower)になります。
この構造から、Chicagoは市だけで270万人の人口を抱えながら、DownTown地区の中で発生する渋滞は、非常に少ないです。

このような構造になったキッカケは、1871年に起こった大火による街の完全な崩壊にまでさかのぼります。
街は壊滅的ダメージを受けた大火災でしがた、その後は火災やその他の災害に強い街づくり、
そして世界一モダンな構造を持つ都市への大規模な復興と建築が始まり、今に至ります。
Chicago市民と話をすると、彼らのこの"世界一モダンな街"に大変な誇りを持っていることが、ひしひしと伝わってきます。

見上げたのは2009年のskyscraper of the year(高層ビル大賞?)のAqua。
Windy City 1-4 Town View 3/17/2013_e0250481_22231978.jpg
Wacker Dr.が3重構造になる辺りにあります。
渋滞が少ないこの街に似合う、とても爽やかな建造物です。
世界一の街づくりは、大火から100年以上経った今でも続いています。

Wacker Dr.でカーチェイスなどが撮影された映画は、Blues Brothers (1980)、Batman Begins and The Dark Knight (2005 & 2008)、
Transformers: Dark of the Moon (2011)などです。
BatmanのGotham CityのモデルがChicagoなのは、有名な話ですね^^

@ DownTown Chicago, USA in March 2010


2:30~3:30でWacker Dr.(とその周辺の多重構造道路)が出てきます☆

by 844-41 | 2013-03-17 23:30 | アメリカ紀行

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